剣盾仲間大会を勝ち抜く

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こんにちは、みずもです。本記事には、僕が「仲間大会を勝ち抜くために、どんなことを考え、何をしてきたのか」それを全て詰め込みました。剣盾の仲間大会以外でも役に立つ内容が多く含まれていると思うので、ぜひ気になったところだけでも読んでくれると嬉しいです。

※本記事はダイマありルールの剣盾仲間大会における僕の主観的な考えを書き記したものになります。

 

 

 

はじめに

仲間大会には仲間大会の勝ち方がある。

僕はランクマッチで一度も最終3桁以内を取ったことがない。そんな僕でも今年2月に復帰してからの9か月間で仲間大会1位を30回、2位を12回、3位を13回、レート1600以上を35回取ることができた。仲間大会には、僕より対戦経験が豊富な人、僕よりはるかに凄い実績を持つ人、僕よりプレイングが上手な人、僕が思い付かないような考察ができる人、そんな人達がたくさんいる。その中でも勝つために僕がやってきたこと、そしてたどり着いた僕なりの答えをみなさんに見て欲しい。

↓仲間大会のリザルトまとめ記事です。良ければこちらもどうぞ。

https://mizumo-yadon079.hatenablog.com/entry/2022/09/15/231535

 

 

考察

僕は考察が本当に好きで、そこにポケモンの面白さが詰まっていると思う。また仲間大会で勝てるかどうかは9割以上が考察で決まると思っている。仲間大会での実戦はその考察の答え合わせという感覚に近い。だから僕は時間の許す限り、自分が満足するまで考察に時間をかける。僕の考察の仕方を一言で表すと徹底的」だ。情報を徹底的に調べ上げ、誰よりも対戦前の準備を徹底し、考察段階で勝ちにいくのが僕の戦い方である。

 

情報収集とアドバンテージ

◯構築記事を読む

僕は構築記事を読むのが大好きで、隙間時間を見つけては構築記事を読むことが習慣になっていた。記事をたくさん読むことのメリットとして、その環境の流行や強い並びを知ることができ、自分の構築の軸や逆にどんな構築を対策すれば勝ちやすいのかが見えてくる。また仲間大会で構築記事と全く同じ並びと当たることも少なくないので、構築の内容を覚えておけば一方的にアドバンテージを取ることができる。そして何より一番のメリットは、自分では思い付かない考え方や発想を盗むことができる。僕は発想力において他の人に劣っていると感じることが多く、これはちょっとした努力でどうにかなるものではないが、構築記事にはそんな僕が思い付かない凄い考え方・ギミック・立ち回りが溢れている。だから僕は記事を読むことでその発想を自分の知識として取り入れる

ここで構築記事を読むときに僕が大事にしていたポイントを2つ紹介する。1つ目は、時間があれば順位が高い人の記事に限らず見つけた記事を全て読むこと。仲間大会で対戦する相手の実力や構築はさまざまで、いろいろな構築や考え方を知っておく必要がある。また成績以上に面白いアイデアが詰まっている構築記事はたくさん存在する。2つ目は、記事に書いてあることが全て正しいと思い込まないこと。記事の中にはその人の主観も多く含まれているので、本当に書かれていることが正しいか自分で吟味したり、他の記事と比較して自分が一番信用できると思った情報で上書きしたりすることが大切である。

 

◯ランクマッチルール

ランクマッチルール準拠の仲間大会に参加するときは、まずそのルールの構築記事を全て読んだ。その理由は上記の通り。僕が一番好きだった冠ルールの記事はほぼ暗記しており、並びを見た瞬間に持ち物、技構成、調整、いつ誰が書いた記事なのかがほとんど分かる。またランクマッチにおける使用率も頭に入れ、仲間大会に参加するごとにそのときの使用率とツイートされている使用構築を確認していた。こうして得た知識のアドバンテージを考察や立ち回りに活かして戦う。

 

◯特殊ルール

仲間大会には特殊な縛りを設けたルールが多く存在する。そういった特殊ルールではまずルールを読み込むことを大事にした。強そうなポケモンに目星をつけながら完璧にルールを理解するまで何度も読み込み、少しでも不明な点があれば必ず主催者に確認した。次に使用可能ポケモンの一覧とそのルールにおけるポケモンの強さを予想したTier表を作成した。こうしてちゃんと整理してから考察することで考察漏れをできる限り減らしていく。(作成した表はツイートでみなさんと共有しているので僕と同じ大会に出る際はぜひ活用してください。) また同じルールかそれに近いルールの大会が過去に開催されていないかも調べていた。前述の通り、どんな環境なのかが分かると考察もとてもやりやすくなるので、先行研究を調べる感覚で欠かさず行っていた。

↓使用可能ポケモン一覧表の例f:id:mizumo_yadon079:20221120104535j:image

↓Tier表の例

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◯対戦中も情報収集

対戦中には相手の並びやポケモンの型についてメモを取るようにしている。仲間大会では本番の前に同じルールで練習会が開かれることもあるので、本番でその練習会と同じ構築を使ったいたり、その大会中に同じ人と当たったりしたときに相手の手の内が分かりアドバンテージを取ることができる。全く別の大会で再戦することになっても、相手がどのような構築・戦術を得意としているのか、どのような立ち回りをしてくる人なのかが分かっていれば戦いやすくなる。

 

構築完成までの大まかな流れ

◯軸の決定

ランクマッチルールなら構築記事をベースに、特殊ルールなら自分で作成したTier表をベースにして構築の軸を決定した。僕の場合はその環境で一番強いと思ったポケモン・並びや行動保証のあるポケモンを軸にすることが多かった。この軸が強くなければ勝てないので、納得のいく軸を見つけるまでじっくり時間をかけた。(軸だけに)

 

◯補完枠の決定

補完枠を決める時にはポケモン徹底攻略様のタイプバランスチェッカーを愛用していた。これにより自分の構築の弱点を客観的に見ることができる。そして、その結果と使用可能ポケモン一覧を見ながら重いポケモンをリストアップする。その重いポケモンをできる限り減らし、軸との相性も良い補完枠を見つけるまで探す。また行き詰まってしまったときは誰かに相談し、考察に協力してもらっていた。その協力してくれた人が求めていた補完枠を見つけてくれることもあるし、そうでなくても他者の意見を聞くことで見えてなかったものが見えてくることもある。ただ1つだけ大事にしていたのは、あくまで最終決定は自分ですること。人によって使いやすいポケモンや構築は異なるので、違うと感じたときには他者の意見に流されず自分の意見を大事にするようにしていた。僕がこういった考察の仕方をすることを理解してくださる方にいつも協力をお願いしている。

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◯微調整

6体の並びが決まった時点である程度型も決まっていると思うが、持ち物・技構成の一部・努力値調整等でまだ迷うことがよくあると思う。まず持ち物については、「自分がよく対戦で使う持ち物」と「頻度は少ないが対戦で使う可能性がある持ち物」を全てリストアップしていた。これによって後からこの持ち物にすれば良かったということが無くなり、困ったときには消去法で決めることもできる。技構成については、必ずポケモン徹底攻略様のサイトを見て覚える技を全て確認し、その全ての技について採用の可能性を考えるようにしていた。これも考察漏れを防ぐためである。そして努力値調整をする際には、ひたすらダメージ計算を行った。ダメージ計算をする時は究マネというアプリを使用していた。役割対象となるポケモンや使用率が高いと予想されるポケモンに対して数十通りの計算をし、必ず意味を持った調整にするよう心掛けた。

 

 

みずもの対面構築

僕はほとんどの仲間大会において対面構築を愛用している。対面構築は僕ととても相性が良く、仲間大会でも高順位を取りやすい構築である。また対面構築を脳死などと言う人もたまにいるがそれは大きな間違いだ。たしかにプレイングの幅は狭く、ある程度決められた立ち回りをする構築である。しかし同時に、ある程度決められた立ち回りだけで勝てるほどの考察が必要な構築でもある。ここでは僕がどんな対面構築の組み方をしていたのかを紹介していく。

 

3種類の構築と特徴

◯対面構築

対面構築とは行動保証のあるポケモンをベースにし、先制技や初見殺しでアドバンテージを取っていく構築である。僕はきあいのタスキを持ったポケモンを基本選出に組み込んでいる構築と言っても良いと思う。不利対面でも無理やり居座るか、または選出誘導によってキツいポケモンをほとんど選出させないのが基本。1試合にかかる時間は比較的短い。被弾回数が少ないため運負けが少ない。

 

◯サイクル構築

サイクル構築とは交代を駆使して相手とのダメージレースに勝っていく構築である。不利対面ができたときには有利なポケモンに交代しながら戦う。TODになることもあり、1試合にかかる時間は比較的長い。攻撃する回数も被弾回数も多いため運の上振れ下振れが激しい。

 

◯展開構築

展開構築とは状態異常や壁による起点作成やバトンタッチ等を駆使し、能力上昇したエースポケモンで全抜きを目指す構築である。不利対面でも起点や能力上昇を活かしてゴリ押しで戦う。1試合にかかる時間は比較的長い。攻撃する回数よりも被弾回数の方が多いため運負けが多い。

 

対面構築の強み

◯考察で勝てる

対面構築は僕ととても相性が良い。僕は8世代の途中から対戦を始めたので、対戦経験が豊富な人にプレイングで勝つことは難しかった。そこで力量の差があまり関係ない対面構築を使い始めたのがきっかけだった。サイクル構築はどうしてもプレイングが上手くないと勝てないが、対面構築であれば考察段階で選出や立ち回りまである程度想定することができる。プレイングが上手くない人でも考察次第で勝てるのが対面構築だ。

 

◯1試合にかかる時間が少ない

仲間大会にはレギュレーションの他にランクマッチやその他の大会との大きな違いが1つある。それは大会の開催時間だ。仲間大会は2~3時間のみ開催され、試合数の上限は消化しきれないことがほとんどである。よって1試合にかかる時間が少ない対面構築は、他の構築に比べて試合数を多く稼ぐことができる。無敗や1敗で勝ち続ければサイクル構築や展開構築が追い付けないレートまで上げることができ、少し負けてしまっても試合数でカバーすることができる。

 

◯運負けが少ない

前述の通り、サイクル構築や展開構築は被弾回数が多いため追加効果や急所による運負けが多くなりやすい。それに対し、対面構築は被弾回数が非常に少ない上に、ミミッキュの化けの皮やきあいのタスキによって急所に当たっても関係ないターンが存在する。このことから、対面構築はサイクル構築や展開構築に比べて運負けが少ないと言える。本当に運の下振れがひどい人もいると思うが、対面構築を使っている人が他の構築を使っている人よりも下振れないのは必然であることを理解して欲しい。

 

みずも流対面構築

◯みずも流対面構築とは

一言で言うときあいのタスキを持ったポケモンから組み始める対面構築である。その理由は簡単で、タスキを持ったポケモンの選出率が一番高いからだ。最強のタスキ枠を見つけるところから構築がスタートする。

基本の構成は

ダイマックスしなくても強い対面駒×3体

ダイマックスアタッカー×2体

・補完枠(起点作成、受けループ対策、重いポケモンの対策など他5体に合わせて役割が変わる)×1体

またダイマをしてもしなくても強いポケモンを入れることで補完枠が2体になることもある基本選出はダイマックスしなくても強い対面駒2体+ダイマックスアタッカー。個人的に一番綺麗な対面構築の形である。

構築記事を読んでいると、組み方・構成の異なる対面構築や少しサイクル思考の入った対面構築(←僕は対面構築と認めていない)が存在し、それと差別化したかったのでみずも流対面構築と勝手に呼んでいる。他にも同じ組み方・構成の人がいるかもしれないが、本記事内でのみこの呼び方を許容して欲しい。f:id:mizumo_yadon079:20221120110816j:image

 

◯コンセプト

みずも流対面構築のコンセプトは、対面構築の一番基本となる1:1交換以上を目指すこと。まず最低限1:1交換はしたいが、その後に何らかのアドバンテージを得ることで試合を有利に進めることができる。ここでいうアドバンテージとは、相手の裏のポケモンに対して、先制技も駆使しながら削りを入れる・大まかな型が分かる・ダイマックスを切らせるなどを指す。

また、できるだけ後発ダイマックスを心掛けること。相手の裏のポケモンが分かった状態またはある程度予想できる状況になってから有意義にダイマックスを使いたい。対面構築=初手ダイマのような偏見を持った人もいるみたいだが、決してそんなことはない。僕はきあいのタスキを持ったポケモンを初手に置くことがかなり多かった。

 

◯対面性能が高いポケモン

・ばけのかわ、がんじょう、マルチスケイルなど特性によって行動保証があるポケモン

きあいのタスキこだわりスカーフ、こらえる+イバンの実など持ち物によって行動保証があるポケモン

・強力な先制技を使うことができるポケモン

・ある程度の素早さと高い火力を兼ね備えているポケモン

・汎用性と奇襲性能が非常に優れたポケモン

 

(おまけ)初手ダイマミミノラゴン

冠ルールの初手ダイマミミノラゴン構築については特に力を入れて研究し、公式大会や仲間大会で良い結果を残すことができたのでその考察も簡単に紹介する。f:id:mizumo_yadon079:20221120110934j:image

◯ベースの4体

冠ルールにおいては個人的にこの4体をベースとするのが結論である。

ミミッキュ@きあいのタスキ

 特性 : ばけのかわ

 性格 : ゆうかん

 162(252)-156(252+)-101(4)-*-125-90  ※S0個体

 かげうち / じゃれつく / トリックルーム / のろい

 

・ウオノラゴン@こだわりハチマキ

 特性 : がんじょうあご

 性格 : いじっぱり

 197(252)-156(252+)-120-*-101(4)-95

 エラがみ / げきりん / サイコファングorきゅうけつ / みがわりorまもる

 

ポリゴン2@しんかのきせき

 特性 : ダウンロード

 性格 : ひかえめ

 191(244)-*-110-172(252+)-115-82(12)

 はかいこうせん / ふぶき / ほうでん / シャドーボールorアイアンテール

 

・エースバーン@いのちのたま

 特性 : リベロ

 性格 : いじっぱり

 155-184(252+)-95-*-96(4)-171(252)

 フレアドライブ / とびひざげり / ギガインパクト / しねんのずつき

 

◯選出誘導枠2体の条件

以下の条件をできるだけ多く満たす2体の組み合わせを探す。

・以下のポケモンをできるだけ選出抑制できること。

ゴリランダー

ドヒドイデ

ナットレイ

カイリュー

カプ・レヒレ

初手のバシャーモ

初手のエースバーン

初手のラグラージ

・初手ダイマミミノラゴン構築であることがバレにくくなること。(ポリゴン2が初手ダイマアタッカーであることがバレにくくなること。)

・2体のうち片方は第3のダイマアタッカーとなること。

ポリゴン2またはエースバーンの通りが良くなるような選出誘導ができること。

・初手壁展開(ドラパルト、レジエレキ、アローラキュウコン、オーロンゲ)の対策

 

◯コンセプト

どんな構築に対してもポリゴン2かエースバーンの初手ダイマックス+ミミッキュ+ウオノラゴンで勝つ。初手ダイマックスで相手のパーティーを半壊させ、ミミッキュトリックルーム下でウオノラゴンを通して詰めきるのが基本の動き。ただし、相手によってはトリックルームを貼らない立ち回りをすることや初手に第3のダイマックスアタッカーを選出することもある。

 

実戦

選出

◯選出パターンの用意

選出時間は90秒しかなく、その時間内で毎試合最適な選出をするのは非常に難しい。僕は90秒では選出を考える時間が足りないので、事前に選出パターンをいくつも考えておいた。基本選出を始めとし、こういう並びにはこの選出というようにできるだけたくさん選出を想定しておくと良い。またランクマッチルールで構築記事を読むときには、もし自分がその構築と当たったらどんな選出をするのかを考えるというのを良くやっていた。これにより選出の訓練ができる上に、もしその構築と同じ並びと遭遇した場合は自分にとって最適な選出が可能になる。

 

◯選出択

対戦では「相手がAを出してくるならこちらはXを出したいが、Bを出してくるならYを出したい」といった選出択が発生する。選出択が発生しにくい構築を組むことは可能であると思うが、どうしても択になってしまうことはある。解決策とまではならないが、選出択に勝ちやすくなる方法が2つある。1つ目は選出誘導で、相手に一定のポケモンを選出しにくくさせることである。2つ目は自分の構築に選出されやすいポケモン集計しておくこと。これは同じ並びを複数回使うときに限定されるが、「このポケモンは選出されやすい」「このポケモンは選出されにくい」というのが分かれば、選出されやすい方が出てくることを想定することで択に勝てる確率が上がる。

 

立ち回り

◯立ち回りの想定と見直し

1ターンの選択時間は45秒しかなく、その時間内で毎回最適な選択するのは非常に難しい。例えばさまざまな条件(お互いの型、ダイマックスの有無、ばけのかわの有無など)のミミッキュミラーにおいてどんな技選択をするのが最も勝てる確率が高いかすぐに答えられるだろうか。このときの最適な技選択をすぐに導き出すのは至難の技である。だからこれも起こりやすい状況を事前に想定して立ち回りを考えておくようにした。しかし想定には限界があるため、それ以上に見直しを大切にした。あのときの技選択は正しかったのか、他の選択をしていたらどうだったのか、気になったところだけでも良いのでしっかりと振り返る。これはプレミや運負けの減少に繋がるためとても重要なことである。

 

◯ダメージ計算

これも事前に起こりやすい対面を想定して、ある程度ダメージ計算をしておくと良い。構築記事を読むこととダメージ計算をすることはもはや趣味となっており、僕は数えきれないほどのダメージ計算結果を暗記している。しかしどうしても対戦中にダメージ計算が必要になることもある。そんなときに素早く計算をするため、前述した究マネというアプリが重宝した。このアプリは自分の調整も保存しておけるので、それを事前に入力しておけば相手の情報を入力するだけで計算が可能なためとてもオススメだ。

 

◯立ち回りの択

対戦では「相手がAの行動をしてくるならこちらはXの行動をしたいが、相手がBをしてくるならYをしたい」などの立ち回りの択が発生する。択が発生しにくい構築を組むことは可能であると思うが、どうしても択になってしまうことはある。基本的に、有利な戦況であれば即負けにならない択を選び、不利な戦況であれば積極的に読んで択を選ぶのは1つの手だと思う。また対戦中に相手のプレイングのクセを掴むことができると択で勝ちやすくなる。同じような択が他の対戦でも何度も発生する場合は、どんな選択をされやすいか集計を取っておくのも良い。

 

盤外戦

前述した対戦中にメモや集計を取るなど、対戦内容以外でも勝つために大事なことがいくつかある。仲間大会では特に一戦一戦を大切にしたいので、そのためにやってきたことを紹介する。

 

◯潜るタイミングと判断

仲間大会において「あと一戦潜れば良かった」「最後潜らなければ良かった」ということはよくあると思う。仲間大会で1位を取るためにはこの判断も非常に大事だと言える。これに関しては個人の感覚が大切になる部分もあるが、僕は予めある程度潜り方を決めていた。まず開催時間に対して対戦数の上限に余裕がある時は、開始時間からひたすら潜り続けレート1600に乗るまでは基本的に撤退は考えなかった。最近では開催時間が残り40分を切るまではレート1650に乗るまで潜ることが多かった。大会終盤で1位争いをするときは、2位以下の場合即決で潜るようにしていた。また1位のときは絶対に抜かれない自信がある時とこれ以上勝てる気がしない時のみ保存し、それ以外は必ず1位から潜っていた。開催時間に対して試合数の上限が少ないとき(3時間で10~15戦上限など)は、わざと潜り始める時間を遅らせていた。最初から潜ってしまうと連勝したときにレートが低い人としかマッチングしないため、あえて遅らせることでレートが高い人とマッチングする可能性を産み出し、同勝敗数のときにレートで上回りやすくする。このように前もってできるだけ目標を決めておくと判断ミスが発生しにくい。

 

◯時間をはかる

これはTODを見据えてタイマーをセットしておくということである。僕は対面構築を使うことが多いためTODになることは非常に少なく、あまり時間をはかることはしていなかった。しかしTODが仲間大会中に1~2回以上発生する人はしっかりと時間をはかることをオススメする。タイマーをスタートさせるのは、お互いが1体目を繰り出し終わって1ターン目の選択時間が始まった瞬間。また注意して欲しいのは、ランクマッチが総合時間20分なのに対して仲間大会は15分であることが多いので、しっかりとルールを確認しておくこと。

 

◯ルーティー

考察や対戦の際にルーティーンを作っておくのもオススメだ。集中力を高めたり、緊張をほぐしたりするときにルーティーンは非常に効果的だ。僕の場合は、よく大会中にスペースやディスコードで通話をしながら対戦をしていた。また特に力を入れる大会ではチョコと常温の水をいつも用意していた。人によっては好きなBGMを聞くなども効果的だと思う。

 

◯パーティー確認

仲間大会では1度パーティーを登録すると変更ができないため、潜る前に以下の項目に抜けが無いか必ず確認をしていた。

・レギュレーション

個体値

・性格

努力値

・特性

・技構成、PP

・持ち物

ダイマックスアメ

 

 

Special Thanks

◯仲間大会まとめ様

◯各大会の主催者様

◯大会で対戦してくださった方

◯一緒に考察してくださった方

◯フレ戦で試運転等に付き合ってくださった方

◯大会中通話してくださった方

◯僕の仲間大会に関するツイートにいいねやリプライをしてくださった方

 

 

最後に

ここまで読んでくださった方ありがとうございました。こうやって頑張ってきたことが仲間大会の成績にもあらわれたので、本当に嬉しかったし本当に楽しかったです!

最後にポケモン界隈のみなさんに向けて。僕は楽しむことを一番大事にしてポケモンツイッターをやっています。そして仲間大会はそういった楽しく対戦をやりたいと思っている人が集う場だと僕は思います。ポケモンを好きな者同士、仲間大会に参加する際は全員がルールとマナーを守り、普段からもう少しだけ思いやりを持って人と接し、指摘をするときはもう少しだけ丁寧な言葉遣いを心掛ける。今以上にこういった人が少しずつ増えていき、さらに仲良く楽しくみなさんとポケモンができたら嬉しいです。それではまた仲間大会でお会いしましょう!