【S10最終268位】魄霊ミミイダイトウ-NEXT-

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こんにちは、みずもです!シーズン10お疲れ様でした。今回はトリルミミイダイトウ軸の構築で、1つの目標としていたレート2000を達成することができたので記事を書くことにしました。環境は少し逆風だと感じていましたが、TNみずもROMではシーズン中の全ての試合で、愛着のあるミミイダイトウ入りの構築を使い続けました。まだまだ改善の余地はありますが自分なりに一生懸命考えたので、ぜひ温かい目で読んでいただけると嬉しいです。

構築記事のタイトルは、第1回デカヌチャンカップの優勝記事を書いたときにあおさんが考えてくれた「魄霊ミミイダイトウ」がとても気に入っています。今回は構築を次のステップにグレードアップできたと思うので、その意味を込めてNEXTを付け加えました!

 

 

構築紹介

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コンセプト

今回の原案は、僕が第1回デカヌチャンカップ本戦で優勝したときの構築です。もし良ければその時の記事も併せてご覧ください↓

https://mizumo-yadon079.hatenablog.com/entry/2023/07/10/140131

 

【基本の動かし方】

①こちらの初手のポケモンで積極的にテラスを切りながら、相手のポケモンを1体以上倒して数的有利を取る。

ミミッキュトリックルームを展開する。

③エースのイダイトウで詰める。

7割くらいの試合はこの立ち回りで戦っていた。

 

しかしこの並びがある程度有名になったことから、メタを張った選出や立ち回りをされることも多かったので、そこに抗うための裏選出を用意したいと考えた。初手テラス枠のポケモンを中速にすることでトリルエースとしても運用できるようにし、さらに襷枠を採用することでトリルを貼らない対面選出も可能にした。崩し枠を採用していないため、低速サイクルを崩すのが少し難しくなってしまったが、高火力のポケモンを多く採用したり、アンコール、呪い、マグマストームのバインド等を活かすことである程度戦うことができた。

 

 

トリル始動要員

【役割】

トリックルームを展開する

・1体倒したり、削りを入れたりして、トリル+裏のポケモンで詰められる盤面を作る

【選ぶポイント】

行動保証+トリックルームは確定で、選出段階でトリックルームを1点読みされないのが望ましい。

・高火力の先制技や自主退場技(呪いが望ましい)を使うことができる。

 

ミミッキュ@命の珠

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 テラスタイプ : ゴースト

 特性 : 化けの皮

 性格 : 勇敢

 159(228)-156(252+)-104(28)-*-125-90(0-)

 ※S個体値0

 影撃ち / じゃれつく / トリックルーム / 呪い

 

〈調整〉

H…16n-1かつ10n-1(砂ダメ、皮ダメ、珠ダメが最小)

A…特化

B…余り

S…最遅(無振り70族と同速)

 

トリル始動要員には、絶対的な信頼を置いているミミッキュを採用した。デカヌチャンカップで使用した個体をそのまま流用。ただしシーズンの途中では、特性かたやぶりを持つ炎オーガポンの登場により、パワーウィップを耐えるところまで耐久に振った個体も試した。しかしミミッキュ対面ではほとんど蔦棍棒しか撃たれず、パワーウィップの採用率もかなり低かったので、それなら急所以外の蔦棍棒を耐えられれば良いと思い元の調整に戻した。テラスを切られた場合はかたやぶりが消えて化けの皮が発動するので問題ない。むしろ火力を削ったことで負けた試合の方が多かったので、この調整で良かったと思う。

 

 

トリルエース

【役割】

トリル下で相手の残りポケモンを全員倒す詰め要員。

【選ぶポイント】

・超高火力で、あらゆるポケモンをワンパンできる。

・Sが中速~低速で、トリル下で先に動けることが多い。

・一発攻撃を受けても耐えられるくらいの、ある程度の耐久がある。

 

◯イダイトウ@神秘の雫

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 テラスタイプ : 水

 特性 : 適応力

 性格 : 勇敢

 195-180(252+)-117(252)-*-95-89(4-)

 ※S個体値V

 ウェーブタックル / お墓参り / アクアジェット / 身代わり

 

〈調整〉

・ABぶっぱ

・S…トリルイダイトウミラー意識で4振り

 

デカヌチャンカップの優勝景品でいただいた色違いのイダイトウを使用。持ち物は風船やタスキも使ってみたが、神秘の雫でリーチが伸びることによって勝てた試合が多かったので、最終的には神秘の雫に落ち着いた。ほとんど変更は無いが、調整のみもともとHDに割いていた努力値を全てBに回した。これはシーズン8の時にゆぽんさんが教えてくれた調整で、Bに振り切ることで陽気パオジアンの噛み砕くや抜群テラバを62.5%で耐えることができる。もちろんこれで耐える前提の立ち回りをするのは絶対にダメだが、このおかげで拾える試合はあると思う、という意見に説得力があったので調整をお借りした。実際にこれでパオジアンの噛み砕くや抜群テラバを耐えて勝った試合は1度も無かったが、ここまでBに振ったのが活きた試合はあった。またトリルイダイトウミラーは1度も発生しなかったのでS4振りは諸説だが、Sラインは勇敢+S個体値Vが一番使いやすかった。また身代わりがとても偉く、変化技のカットやテラス択の緩和はもちろんだが、身代わりを残しながら相手を突破して裏まで貫く動きが本当に強かった。

 

 

初手枠×3

【役割】

初手テラスを切って相手のポケモンを1体倒す+さらにアドバンテージを得る。(最低1体倒し、2体目に削りを入れたり、テラスを切らせたりすることができればOK)

【選ぶポイント】

環境への刺さりが良く、初見殺し性能が高い。

選出誘導によりトリルエースを通しやすくする。

・物理と特殊どちらか一方のみに偏らない

・トリル始動要員、トリルエースと持ち物が被らない。

・中速のポケモンで、裏選出においてトリルエースにもなり得る。

 

ヒードラン@オボンの実

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 テラスタイプ : フェアリー

 特性 : 炎の体

 性格 : 控えめ

 191(196)-99(0-)-127(4)-198(236+)-127(4)-106(68)

 マグマストーム / ヘビーボンバー / 大地の力 / テラバースト(フェアリー)

 

〈調整〉

HBD…環境トップのポケモンに対して、オボン込みであらゆる技を2耐えできるライン。

C…11n、できるだけ高く

S…素早さに振っていない~85族意識

 

一番強かった初手枠で、3か月間使い続けたポケモンオボンを持たせることで撃ち合い性能が格段に上がり、BIG6系統の構築にも初手投げが安定した。オボン込みの耐久の一例として、例えば炎オーガポンの蔦棍棒や(テラス時に)ランドの地震を2耐えするようになる。またSに少し割いたことで、Sにほとんど振っていないカイリューを後投げされた際に、上からフェアリーテラバで倒してイージーウィンを掴んだ試合があった。マグストの命中だけが課題だが、1回外したら即負けではなく2回のうちどちらか当てればOKという展開も多かった。特性は炎の体で採用していたが、それを一点読みされて初手から炎技を撃たれてしまった試合も稀にあった。しかしほとんどの相手は貰い火を警戒するため、3割の確率で負け試合を捲ったり互角の状況を有利にしたりできる炎の体はやはり強かった。

 

カイリュー@クリアチャーム

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 テラスタイプ : 飛行

 特性 : マルチスケイル

 性格 : 意地っ張り

 167(4)-204(252+)-115-*-120-132(252)

 テラバースト / 地震 / 神速 / アンコール

 

〈調整〉

・準速ASぶっぱ

・余りH

 

レギュDでずっと使用感が良く、ヒードランと共に初手枠として使い続けたポケモン。飛行テラス+この技構成はほとんど固定だったが、持ち物は鋭い嘴、隠密マント、ラムの実などで迷っていた。そんな中サブROMでランドロス軸のサイクルを使っていると、初手の威嚇をクリアチャームで無効化され、初手テラスからそのままパーティーを半壊されられた試合があった。その時僕は初手のランドロス対策にも悩まされていたため、これだ!と思った。実際にクリアチャームカイリューを使ってみると、こちらの並び的に初手にランドロスを投げられることが多く、ランドロス入りの構築への勝率が一気に上がった。さらに甘える無効、岩石封じ等でSを下げられない、追加効果のBDダウンで確定数をずらされないなど、意外と活きる場面も多かった。ランドロスが多かったS10ではとても刺さっていたと思う。調整については、Sを削って耐久に回すのもアリだと感じた。

 

 

◯イダイナキバ@ブーストエナジー

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 テラスタイプ : 鋼

 特性 : 古代活性

 性格 : 意地っ張り

 191(4)-201(252+)-151-*-73-139(252)

 地震 / インファイト / アイススピナー / 身代わり

 

〈調整〉

準速ASぶっぱ

 

もっと早くこの強さに気づきたかったポケモン。もちろん初手に投げても強いし、イダイトウの通りが悪いときには何度かトリルエースとしても運用した。Dが低いこと意外は本当に優秀で、低速から中速のポケモンが多い構築に対してかなり強く出ることができた。タイプ一致で通りの良い地面技(ぶちかましもあり)、インファイト、そしてカイリューランドロスなどの浮いてるポケモンとゴリランダーにうつアイススピナーまでは確定。また最後の技はもともと高速スピンにしていたが、身代わりを採用することで、下からの鬼火、毒、欠伸、宿り木などに耐性がつき安定するようになった。また重かったHBミトムに対しても身代わりを押すことで、鬼火なら透かすことができ、相手が身代わりを4回割ってキバを倒すには基本的にドロポンを5回当てるしか無いので、避けの上振れも狙うこともできた。キョジオーンに対しても強く出ることができたが、シーズンが終わり上位の記事を読んでみると鉄壁採用がとても多く、これに当たらなかったのはマッチング運が良かったのだと思う。次からはもっと違った対策を取り入れていきたい。

 

 

タスキ枠

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◯パオジアン@気合いの襷

 テラスタイプ : 電気

 特性 : 災いの剣

 性格 : 陽気

 155-172(252)-101-*-85-205(252+)

 氷柱落とし / 聖なる剣 / テラバースト(電気) / 不意打ち

 

〈調整〉

・最速ASぶっぱ

・余りB

 

対面的な裏選出で投げるタスキ枠で、選出率は低かったものの無難に強かった。初手枠として投げてテラスを切ることもあると思い電気テラスで採用したが、パオジアンにテラスを切ることがほとんどなかった。ゴーストテラスに変更し、テラバを抜いて他の技を採用するのもありだったと思う。また構築のSラインが高くなり、選出画面での圧力も高いので、構築にいるだけで強いポケモンだと感じた。

 

 

結果

TNみずも 最終268位 レート2005
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自分の好きなトリルミミイダイトウでレート2000を達成することができとても嬉しいです。次は2桁を目標に、これからも頑張っていきます!

 

 

Special Thanks

◯最終日通話に来てくれたみなさん

あおさん、ビートさん、フェリーチェさん、鷹HEROさん、むしさかなさん、ゆぽんさん、ほしぐもさん、ラッキーさん

◯一緒に環境考察をしてくれたみなさん

ゆうきさん、おすかるさん、ねもはるさん、あおさん